空き家放置のちょこっと豆知識
今回、会社に届いたチラシに松本市として空き家に関するチラシが入ってきました。皆さんの地域でも同じような課題があると思うので共有します。
空き家放置について社会的問題になっている昨今、まだ自分には関係ないと思っている方もいるかもしれないですが、自分ではないところでも周りの環境や、自分の親世代の人にも教えていくことや社会の悩みを自分事のように将来を設計していくこともサスティナブルな思考です。
私も住んでいる地域で空き家になっている放置家屋が多いことが気になっていましたが、なぜ放置されてしまっているのか、さらに地域での補助の活用などこれを機に調べてみました。
空き家放置の課題は、まず所有者と地域助成の課題が多くあります。
●空き家への管理費が払えない(固定資産税・維持費・家の周りの草木や家の修理)
●空き家を解体する費用が払えない
●相談できるところを知らない
それに対して、国が解体補助制度などの補助を出している要件(安曇野市で調べています)
①個人であること(法人でないこと)
②市税および国民健康保険税に滞納がないこと
③建物の所有者であること
④物件が安曇野市内にある「空家」であること
⑤戸建て物件であること(共同住宅の空き室や長屋の空き住戸でないこと)
⑥取得して5年以上経過した空家であること(相続・遺贈の場合は、前所有者の所有期間と合算)
⑦過去にこの補助金の交付を受けた物件でないこと
⑧共有の場合:共有者の同意を得ていること
⑨交付申請日以降に、安曇野市空き家バンク仲介事業者と媒介/売買契約を締結し、安曇野市空き家バンクに物件を掲載すること(売却、賃貸どちらでも可)
⑩申請年度末(3月31日)までに実績報告ができること
⑪補助対象経費について、他の補助金と併用しないこと(施工箇所が完全に分離できれば併用可)
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こんなにたくさんの要項すべてをクリアしないと解体も補助を出してもらえないということなのですね。
両面から考えると、放置になる理由が多くあるように感じますが、結局所有者が払えないなら所有権移転をするなどの措置をとることもできるので、空き家をそのままにしないように市の相談窓口をうまく使って、放置家屋を減らせる知識をつけることが必要だと思いました。
掘り下げていくともっといろいろな方法はあると思いますが、お住まいの地域ではそのような課題はありませんか。
頭の隅に少し置いておくと、誰かの役に立てるかも・・・?の豆知識でした♪